2020-07

宅建士は見た!不動産屋に転職して衝撃を受けた4つの《なぜ》 - 2020.03.27 Fri

こんにちは。
ラッキーな宅建士松ジューです。

以前の記事で、居酒屋から不動産屋に転職して驚いたみっつの事というものをアップしましたが、今回はさらに掘り下げてピックアップしてみました。

私は今でこそ大家であり自営業宅建士ではありますが、始まりはこの衝撃の《なぜ》からでした。

居酒屋などの飲食業が体育会系なのは周知の事実ですが、スーツ着て昼の仕事をしている不動産屋もなかなかのもの。

その中でも転職して私が見た、4つのなぜ、をご紹介します。
これから不動産業に転職あるいは就職しようとしている未来の宅建士たちの役に立つ部分がきっとあると思うので、ぜひ最後まで見てみてください。


(酒盛り)

不動産屋のなぜ、その1。
シメは酒。

不動産屋の、特に売買業務を行う人たちの帰りはいつも遅いです。
店が7時に閉まっても、その中では何人もの営業マンが自分の抱えている見込み客に電話をかけまくっているからです。

夜になってダンナが家に帰宅した頃を見計らって週末の物件案内のアポを取る。
その電話を毎晩何十件とかけ続けて気がつくともう夜の9時。

彼らの仕事がやっと終わりさっさと帰るのかと思いきや、、皆ホッとした表情で談笑しながらネクタイを緩めると、なぜかデスクの引き出しから取り出したのは飲みかけのウイスキー。

一番若い一人がいそいそと給湯室からグラスをお盆に乗せ、皆に配っていきます。

そこにおのおの自分で酒をつぎ、全員がグラスを持つと始まる「おつかれさまでした」の掛け声と乾杯。

居酒屋バイトで言う所のお疲れドリンク。
とはいえ、居酒屋のお疲れドリンクなんてせいぜいお茶かカルピスがいいところ。

車に乗る前にアルコールを飲むやつなんていない。

この営業マンたちは毎晩9時から職場で酒盛りをしていました。

スーツを脱ぎテレビをつけて、楽しそうに今日一日分の客と他の店の悪口を言いあっている。
そして昨夜は自分がどれだけ酔ったかを自慢げに語り、そこに他の誰かが茶々を入れると爆笑の渦が生まれる不思議な空間。

それも全員男。
おっさんかおっさん未満かの違いだけ。

「自分〜、今日は響持ってきちゃいましたよ〜、やっぱそこいらのとは香りがダンチですわぁ」とか、

「いいよね、響。よし決めた!次に買うやつは山崎にしよ。ジャパニーズウイスキー万歳でしょ〜」などと女子大生もびっくりのキャピキャピっぷり。

解せぬ。


笑いが絶えない宴が終わるのがいつも10時前、それからやっとおのおのマイカーで帰宅するのですが、もちろん全員飲酒運転。

当時は今より規制が緩かったことは間違いないですが、普通にヤバい。

そして私はこう思いました。

なんで商売道具の運転免許証と罪なき他人の命をひとときの快楽に捧げるのかと。
願わくば田んぼに突っ込んで自己完結してもらいたいもの。


(可愛がり)

不動産屋のなぜ、2つ目。
デカい声。

不動産屋の新人には他の店に電話をかけて、チラシの物件が案内可能かなどの確認をとる作業があるのですが、その時求められる声がやたらデカい。

たぶんあなたが今想像したものよりもっと大きい声です。

私は学生時代剣道部でしたがその私でさえ、「まだまだもっと声出せる」と言われちゃうほど。

もはや話すというよりは怒鳴ると言ったほうが近い。

なんでたかだか物件確認でこんな要求をされるのかと腑に落ちず、頭もますます混乱してきます。

それにさらに驚くのは電話先の相手。
めっちゃ普通のトーンで喋ってる。

しかもこっちがこんだけ大声でいるのに笑うもせず引くもせず、たんたんと「では頑張ってください」と言って電話を切ってくれます。

あとから知ったのですが、この大声で物件確認の電話をさせるのは新人への可愛がりの意味があったのでした。

周りは、顔を真っ赤にして受話器に叫ぶその様子を眺めて、あるいは電話先の知り合いの業者の顔を思い浮かべながらニヤニヤと楽しむのが店のならわし。

新人への洗礼。

ふざけるな。

電話先の方が普通に話してくれているのにこちらが怒鳴り返すような行為を新人に強要するのは腹が汚れすぎているのか、今で言うゲスの極みだと思いましたね。

「俺なんかねえ、昔は駅前で大声で先輩に歌をうたわさせられたもんだ」
と自慢げに語るまぶたが痙攣したアラフィフの営業もいるし、この業界の歪みに今でも時々戦慄します。

かけた電話先の業者が普通の対応だったのはもう慣れっ子だったからに違いありません。


(運転する者)

不動産屋のなぜ、3つ目は駆り出される人。

さきほど一番初めに仕事後の宴の話をしましたけど、やっぱりというか時々はキチンと警察に締め上げられる人もいました。

たとえば帰り道、飲酒運転でパトカーに止められ、一発で免停になったスポーツ刈りの営業。
一児のパパ。

この人を仮に鈴木さんと言いますが、免停になってからというもの通勤は電車とバスで済みましたが、問題はお客さんの案内。

自分で運転できないからといってお客に運転させるわけにはいかないし、かといって自転車の後ろに乗せて回るわけにもいかない。

どうするのかと見ていたら、いつも事務所でお茶をすすっている暇しがちな営業に頼み込み、自分の専属運転手にさせてしまった。

この人を仮に石井さんと呼びますが、年は鈴木さんより一回りは上のアラフォーといったところ。

鈴木さんの案内の時は彼が運転をし、助手席に鈴木さん、そして後ろにお客さんを乗せて物件を回っていました。
これで鈴木さんは自分の免停による不便を解消したのですが、私が何で!?と驚いたのは石井さんの方。

率直に言って人が良すぎませんか?

確かに石井さんはあんまりお客さんを店に連れてこれないタイプの営業でしたが、だからといって同僚とはいえライバルの懐のために自分の時間を使って一文にもならない労働をしているわけです。
しかも警察に切符を切られた12歳も年下の若造のために。

いや、あんたそんな場合ちゃうやろって思いましたね。

さらに驚いたのがそれを誰一人として咎めたり、石井さんの尻を叩こうとする人がいないこと。

ええ、あの若造、ちょっと失礼すぎやろ!って思ってしまったのは稀な意見なのでしょうか。

ちなみに石井さんは鈴木さんの免停が明けるだいぶ前に辞めていきました。

そういうカタチでしか彼と決別できなかったのだろうと推測できます。


そこで私はふっと気付いてしまいました。
彼らの行っている毎夜の宴はコミュニケーションではなく、いざ自分が困った時に踏み台に出来そうな生け贄を定める品評会だったのではと。

石井さんが辞めてから鈴木さんが口にした「あの人、全然使えないんですよ〜、物件の住所も覚えてなくてぶっ飛ばそうかと思いましたよ」
という言葉にワッと盛り上がる宴の場。

控えめに言ってしんどい。

次の目星をつけようと腹を探る鈴木と、気付かないふりでかわしながら手懐けようと画策するおっさんたち。
アウトレイジ。


(本音)

不動産屋のなぜ、4つ目は出前。

私がいた不動産屋のお昼は意外と簡単に済ませる人が多かったように思います。

案内などで事務所にいない人は別ですが、だいたいはお昼になると外から帰ってきて、皆でうどんか定食の出前を取っていました。

それをガヤガヤ喋りながらかきこむと、ぽつりぽつりと再び外に出ていく感じ。
夜の宴ほどではないですが、おっさんたちが昼の出前を集まって食べるという現象にも違和感を覚えてしまいました。

私も最初は言われるままに、皆と同じ店の出前を食べていたのですが、いかんせん飽きるし毎日のことですから出費も痛い。

というわけでしばらくして弁当に切り替えました。
朝、自分で弁当を作って持っていく。

こうすればお金はかからないし余分なカロリーも抑えられる。
何より好物しか入っていないという楽しみ。


私がいつものように事務員さんに出前の注文を聞かれた時、弁当持ってきたからいらないです、と答えた瞬間のピリついた事務所の空気ときたら、自分が地雷を踏む行為をしたのだと一瞬で気付かせてくれるほど。

それでも私は弁当をやめませんでした。
うどんに650円も払う気はもうさらさらなく、自分で料理することに抵抗もないので、遠慮がちにではありますが、皆の出前が届いたのを確認してから弁当を取り出して食べていました。

たぶん、本当は皆も出前に飽き飽きしていたに違いありません。

お金があれば付き合うのもいいのでしょうけども、飲食業時代は食事に困らなかったこともあって、どうしても毎日の出前に出ていくお金が無駄でしかなく思えたのです。

それに事務員さんもコンビニでパンやおにぎりを買って済ませていたし、それに対してとやかく言う人もいなかったので、食事くらい好きにさせてくれてもいいじゃんという気持ちでした。

ところがある日、私はある同僚から意外な告白を聞くこととなりました。

「いいなぁお前は」
と彼は午後の助手席で呟きました。

ふたりで新しい物件の調査に向かう道中のこと。
彼の呟きに私が「なんでですか?」とたずねると彼は「いつも同じ出前食べてるけど、満たされないんだよね〜、ちょっとラーメン屋あったら止めてくれない?」と言ったのでした。

私は彼がラーメンを食べてる間ずっと車の中で真相を考えていました。

本当は皆出前に飽きていたのは感じてた。
でもそれを食べればお昼ごはんとしての役目は当然果たせていると思っていたのにまさかの追いラーメンときた。

つまり今食べているラーメンこそが彼にとっての本当の昼食であり、事務所の出前は食事というよりかは何かの契りを交わす儀式のようなものだったんじゃないかと。


彼は店から出ると助手席に乗って満足げに足をくみ、

「俺だけじゃないよ、こーゆーの」

と言って少し笑いました。

私はつられてふふふと笑いながら心底、不動産屋ってメンドクセーって思いました。


このblogでは宅建試験の事と不動産屋の中の事を発信しています。
これから宅建試験を受ける人や不動産屋に興味がある人はぜひチャンネル登録してください。

そして参考になる部分があったら取り入れて未来に役立ててください。
最後まで見てくれてありがとう!
またね!

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Author:松ジュー
飲食業から宅建試験をパスして転職しました。
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好きな物:料理&お酒 ゆで卵

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